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Htkyama Blog

Raspberry PiをUSBマスストレージブートでSSDから起動する

Raspberry Pi1 min read

Raspberry Pi 4B 8GBを入手したので、手元に余っていたSSDとUSB接続してSSDから起動するようにしました。

マイクロSDカードなしで起動することができます。

ブートローダーの確認

Raspberry Pi公式ドキュメントのUSB mass storage bootの内容を参考にUSBブート可能か確認します。

  • USB mass storage boot

Raspberry Pi 4Bの場合は、ブートローダーのEEPROMのバージョンが、2020/09/03以降のものであれば、 USBブート可能です。

EEPROMのバージョンは以下のコマンドで確認できます。

$ vcgencmd bootloader_version
Sep 3 2020 13:11:43
version c305221a6d7e532693cc7ff57fddfc8649def167 (release)
timestamp 1599135103
update-time 0
capabilities 0x00000000

比較的最近購入したRaspberry Pi 4Bであれば、工場出荷時の状態でUSBブート可能なEEPROMになっていると思います。

EEPROMのバージョンが古い場合は、aptコマンドで最新の状態にアップデートしてみましょう。

$ sudo apt update
$ sudo apt full-upgrade
$ sudo reboot

SATA-USB変換ケーブル

試してみて気づいたのですが、SSDをつなぐSATA-USB変換ケーブルもRaspberry Pi 4Bとの相性があるようです。

起動した実績のあるケーブルをAmazonから購入しました。

  • ELUTENG SATA USB変換アダプター 2.5インチ SATAケーブル

特にUSBからの給電を別にとらずに、Raspberry Pi本体のUSB接続だけで動いています。

SSDへのインストール

SSDをSATA-USB変換ケーブル経由でPCに接続し、Raspberry Pi ImagerでOSを直接SSDにインストールします。

64bit版のRaspberry Pi OSは別途下記からイメージファイルをダウンロードする必要があります。

Raspberry Pi ImagerでダウンロードしたイメージファイルとUSB接続されたSSDを選択し、インストールします。

ヘッドレスで操作するため、インストールした後にマウントされる/bootフォルダ内にsshという名前の空のファイルを作成しておきます。

このファイルがあることにより、ブート後にssh接続することができます。

USBからのブート

インストールしたSSDをRaspberry Pi 4Bに接続し、電源を入れればSSDから起動します。

同じLAN内からの接続であれば、MacやWindows 10のTerminalから

$ ssh pi@raspberrypi.local

で、パスワードraspberryでssh接続できます。

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