— NetBSD — 1 min read
NetBSD 9.1をインストールしたので、最近の情報にアップデートしました。
基本はUTF-8で使える環境を構築します。
デスクトップ環境も含め、UTF-8がNetBSDでも普通に使えます。
とりあえず.bashrc
や.zshrc
にexport LANG=ja_JP.UTF-8
を設定しておきましょう。
NetBSDでは、ソフトウェアの追加はパッケージ管理システム pkgsrcを使います。
pkgsrcはソースファイルからmakeしてインストールすることができますが、 現在ではpkginを使ってパッケージを管理する方が便利だと思います。
まずは、pkginをpkgsrcからインストールしておきましょう。
rootの.profile
にある環境変数PKG_PATH
のコメントアウトされている部分を有効にし、
pkg_add
コマンドでインストールできるようにします。
1# Uncomment the following line(s) to install binary packages2# from cdn.NetBSD.org via pkg_add. (See also pkg_install.conf)3export PKG_PATH="http://cdn.NetBSD.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/$(uname -p)/$(uname -r|cut -f '1 2' -d.|cut -f 1 -d_)/All"
pkgin
をインストールします。
pkg_add pkgin
pkgin install パッケージ名
で追加のソフトウェアをインストールできます。
詳しい使い方は、以下参照。
以下、必要なフォントやソフトウェアについてはpkgsrcを使い、インストールしていきます。
ttf (TrueTypeフォント)が普通に使えます。
~/.fonts
にダウンロードしたttfフォントをコピーして、fc-cache
コマンドを打てば使えます。
利用可能なフォントは、fc-list
コマンドで一覧で表示されます。フォント名の指定するときに確認しておきましょう。
pkgsrcからも、日本語のttfフォントがいくつかあるのでインストールしておくといいでしょう。
標準のxtermがそのまま使えます。
rxvt-unicode (x11/rxvt-unicode)もいいですが、Nerd Fontでアイコンを表示しようとすると、 きれいに表示されない場合があるので、xtermを使ってます。 Powerline Fontだけであれば、rxvt-unicodeでもきれいに表示できます。
.Xresources
には以下を設定。
フォントはNerd Fontのパッチがあたった白源(HackGen)を使用。
1! XTerm2XTerm*termName: xterm-256color3XTerm*geometry: 108x384XTerm*locale: true5XTerm*faceName: Hack Nerd Font Mono6XTerm*faceNameDoublesize: HackGen35Nerd Console7XTerm*faceSize: 10
標準のless
がそのまま使えます。
環境変数LANG
がUTF-8で設定されていれば、
LESSCHARSET
を改めて設定しなくてもそのままUTF-8で表示できます。
fcitxかuimかibusか迷うところですが、fcitx-skk (inputmethod/fcitx-skk) を使ってます。
Ubuntuでもibusからfcitxに標準の入力方式が切り替わったという話や、 変換候補が表示される位置などの考えた結果、fcitxにしてます。
最近では、どのインプットメソッドでも動くと思うので、このあたりは 好きなものを選んでも大丈夫だと思います。
vimでskk.vimを使うことを考慮して、SKK-JISYO.L
をUTF-8に変換して
共用できるようにしてます。
X起動時にfcitxが動くように.xinitrc
や.xsession
に以下を設定します。
1export GTK_IM_MODULE=fcitx2export QT_IM_MODULE=fcitx3export XMODIFIERS=@im=fcitx45/usr/pkg/bin/fcitx &
エディタは、vim (editor/vim)でもemacs (editor/emacs)でもお好きなもので大丈夫です。
vimではskk.vimをプラグインとして使ってます。
vimでのskk.vimの設定は以下参考。
firefox (www/firefox) が動きます。
Language Pack (www/firefox-l10n) で日本語を選択し、フォント設定で日本語フォントを選択すればメニューも含め日本語表示ができます。
NetBSD 9.1からデフォルトのウィンドウ・マネージャがtwmからctwmに変わりました。
デスクトップ環境としてはxfce4が動きます。日本語表示もOKです。
LibreOffice (misc/libreoffice)もLinuxエミュレーションなしでネイティブで動きます。
LANG=ja_JP.UTF-8
に設定されていれば、メニューも日本語表示されます。